2024年4月から「合理的配慮」が義務化されました。

2024年4月より、障害者差別解消法に基づく「合理的配慮」の提供が義務化されました。

この取り組みは、すべての人が平等に社会参画できるようにするためのものです。

特に車椅子を利用される方への配慮は、私たちの身近な場面で求められる重要な取り組みの一つです。

車椅子利用者に関する配慮の具体例
①移動経路の確保
段差や障害物がない通路を整備し、スムーズに移動できる環境を提供します。
②スペースの確保
施設内の通路やスペースは、車椅子が無理なく通れる幅を確保します。
③サポートの申し出
車椅子の操作や移動が困難な場合、積極的にサポートを申し出ることで、利用者の安全と快適さを確保します。
④貸出用車椅子のメンテナンスの実施
車椅子を安全かつ快適に利用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。以下のポイントを参考に、日頃からチェックを行いましょう。

・タイヤの状態確認
タイヤの空気圧や摩耗状態を確認し、不具合があれば早めに修理を行いましょう。
・ブレーキの点検
ブレーキがしっかり効いているかを定期的に確認してください。緩みや故障がある場合は修理が必要です。
・フレームや部品の劣化チェック
フレームや可動部分に緩みやサビがないか確認し、必要に応じて部品を交換しましょう。
・清掃の徹底
汚れやホコリを取り除くことで、車椅子の寿命を延ばし、快適に使用できます。

合理的配慮は特別なことではなく、思いやりのある行動を積み重ねることが基本です。一人ひとりが理解を深め、必要な配慮を提供できる社会を一緒に目指しましょう。

合理的配慮義務化 障がい者差別解消法 R6.4.1